英米の医学留学
日本国籍の人間が医師になるためにアメリカやイギリスに留学することは様々なリスクを伴います。
アメリカの医学教育は大学院(メディカル・スクール)から始まりますが、メディカル・スクールに応募するには原則アメリカの4年制大学を卒業している必要がありますので、一旦アメリカの4年制大学に入らなければなりません。そして名門の4年制大学に合格するのは至難の技です。その上、メディカル・スクールで外国人を受け入れるところは限定されており2009年現在、約50校しかありませんのでメディカル・スクールに合格できない怖れがあります。メディカルスクールの合格率は外国人の場合約50のメディカル・スクール全体で14%程度(2008年実績)しかありません。
一方、イギリスの医学教育は学部レベルから開始されますので大学に合格しさえすれば医師になるためのレールに乗ることはできます。しかし、イギリスの医学部は25あるものの外国人が入学可能な大学がどちらか正確な情報は不明です。イギリスの医学部の合格率は20%程度と思われますが、外国人だけの合格率となると全く不明であり、恐らく一桁ではないかと推測されます。
18歳以降の留学ともなれば英語の力の伸びが不充分に終わる怖れがあり医学教育を全うできない怖れがあります。さらにイギリスやアメリカの医師国家試験に合格したとしても、その後イギリスやアメリカ国内で開業できる保証は無く、日本で開業するにも日本の医師国家試験を受験しなければなりません。しかも、その医師国家試験の「受験資格」の認可を厚生労働省から受けなければなりません。